異常検知に特化したエッジAIソフトウェア

機器の異常検知をマイコン上で実現可能にするエッジAIアルゴリズムのソフトウェアです。
機械への搭載後も学習を行い、異常検知対象の個体差補正をサポートします。

MSAT++とは

種々の特許をベースとした弊社独自の技術により生み出された機械学習アルゴリズムであり、機器の異常検知に使用されることを
主なターゲットとしています。
数十KBのメモリがあれば動作し、一般的なマイコン(動作クロックが数十MHz~数百MHzのMCU)において数十マイクロ秒~数ミリ秒で
推論処理を実行できるため、各種マイコン搭載機器において機械学習を実現することができます。
Arm® Cortex®-Mシリーズのマイコンを標準でサポートしているため、多くの機器への搭載がすぐに実現できます。
教師なし学習をベースとした外れ値検知が主な用途になりますが、追加で教師あり学習をすることによって異常の分類精度を向上させることが可能です。
また、使用中のAIモデルを更新する追加学習機能を応用することで、モデルを作り直す場合に比べて経時変化への対応が容易になります。

MSAT++の3つの特徴

非常に軽量

教師あり/なし学習可能

逐次学習が可能

非常に軽量

AIモデルのサイズを指定して学習を行うことが可能であり、非常に小さなAIモデルサイズで異常判定を行うことができます。要件に応じて柔軟にモデルサイズを定めることが可能です。

教師あり/なし学習が共に可能

一般に異常検知においては、教師なし学習が主流ですが、MSAT++では、教師あり学習を行うことも可能です。2つの学習方法を、ラベル付けの有無で使い分けることができます。

逐次学習が可能

初期の学習時にデータが不十分であった場合や、正常データの傾向に経年変化が生じる場合にも、運用中のデータを使って逐次学習することで精度の改善が可能です。