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エイシングのAIについて
エッジAI(エッジAI/エンドポイントAI)とは、従来のAIにおいてクラウド側で行っていた予測をエッジデバイス側で行うようにしたAIのことを指します。予測をエッジ側で行うことにより、従来のAIにおける通信遅れなどの問題を解消することができます。わずかな通信遅延が致命的となる製造工程において、生産設備に組み込んでご利用いただくのに最適なAIです。
従来AIとエイシングのエッジAIの違い(一般との比較)
エイシングの独自エッジAIの3つの特徴
省メモリ- マイコンに搭載可
一般的なアルゴリズムと同等以上の精度を有しつつ、省メモリなためKBサイズのマイコン上にも搭載可能です。生産設備や製品に組み込んでご利用いただけます。
高速- マイクロ~ミリ秒オーダーで動作
省メモリのマイコンでもマイクロ秒からミリ秒での予測が可能です。高速な制御を必要とする生産設備や製品においてもリアルタイム性を確保することができます。
追従- 現場で運用しながらどんどん賢くなるAI
デバイス上で常に学習し、機器ごとの経年劣化や環境変化などに追従します。モデルの更新時、クラウドとの通信を必要としないため、通信コストやセキュリティリスクもありません。
エイシングが提供するAI-PID
AI-PIDとは機器や生産設備などで使用される制御処理(モーター制御、油圧制御など)に対して制御指令値をAIで補正する技術です。 例えば、生産機器で発生する振動抑制などで活用することができます。 フィードバック制御の一種であるPID制御では、振動が発生してから制御量を調整するため、始動時の安定までの時間の短縮や、急激な外乱による影響、機器の個体差による微妙なずれなどは通常の制御ブロックだけでは対処しきれないものが多く、避けることが困難です。そこで、AIをPID制御にアドオンすることにより、制御対象の将来状態を予測し、先回りして制御量を補正することで制御の安定性向上が可能となります。 そのため、AI-PIDの技術を活用し、既存制御を高度化することで、製品品質の向上や不良品削減を実現できます。