時系列データのパターンマッチング用アルゴリズム

Dynamic Time Warping(動的時間伸縮法、DTW)の技術を
リアルタイム性を意識しながらマイコン上でも動作可能にしました。

AiirDTWとは

センサ等から得られた「波形として表現できるデータ」が、
あらかじめ登録しておいたパターンとどのくらい似ているかを判定するために使用できます。
また、DNNなどのAIから得られた推論結果(機器の状態等)を一定時間ごとに入力することで、
機器等の状態遷移が正しく行われているかを確認するようなシーンにも使用可能です。
比較するパターンは複数登録できますので、「どれに一番似ているか?」という判定をすることも可能です。

メモリの使用量やパターンマッチングにかかる実行時間は、
登録しておく比較パターンの数や内容(1パターン内の比較する点の数)によって変動しますが、
メモリ使用量は数十KB程度、実行時間は1点当たり数百マイクロ秒です(170MHzのArm® Cortex®-M4マイコンでの計測結果)。